あいち朝日遺跡ミュージアム

2020年11月22日

改めて愛知ですごい遺跡が発掘されたのだと実感した1日でした。本日は「あいち朝日遺跡ミュージアム」の開館記念式典に参加いたしました。朝日遺跡は、東海地方で一番大きな弥生時代の集落遺跡です。この弥生時代は今から2500年~1800年ほどの昔で、米を収穫して暮らしていたそうです。集落の周りには木々を使った逆茂木や乱杭もあり、戦争や洪水から守ったのではという説もあるそうです。

 

この遺跡からは、土器・石器・骨角製品・木製品・金属製品など発掘され、そのうち約2000点が国の重要文化財に指定されました。出土品の中には、北陸からの宝石(ヒスイ等)や近畿からの銅鐸、九州からの巴形銅器などがあり、日本中から高度な技術やモノが集められた形跡が残っています。電車も自動車もない大昔から人々は交流し、愛知のモノづくりの原点になったと想像されています。

 

実は出張で新幹線にて移動中、「ひととき(11月号)」という冊子の中に、この「あいち朝日遺跡ミュージアム」が特集されていて、赤彩土器はなんとクレタ島にあるものと酷似してるとの事。更に丸窓付土器は使い方が不明ですが、朝日遺跡にしか無い、など不思議がいっぱい。アクセサリーや縫い針・農具なども巧妙に作られており、ほぼ完全な形で出土したと伺い、驚きでした。

 

オープニングセレモニーは、弥生時代の衣装を着た子どもたちや女性の方々の踊りで始まり、大村知事や清須市長のご挨拶がありました。私も議会代表としてご挨拶しました。「我々のご先祖様も弥生時代を生き抜いてきたからこそ、今こうして私たちは存在します。昔の人たちに思いを寄せて、命のつながりに感謝し、この施設が皆様に愛されることを祈念いたします。」とお話しました。